家の包丁は大体ステンレスの包丁です。出刃とか柳葉とか、鉄でできている包丁も興味本位で買ってみたりしましたが、魚をさばくときぐらいにしか使いません。使うと手入れをしないとすぐに錆びるイメージだから。
それと比較すると、ステンレスの包丁は結構雑に使っても大丈夫なイメージがありますね。鉄と違ってそもそもほとんど錆びないし。
というか、そもそもステンレスって何?
ステンレスとは
結論から言うと、鉄とクロムを混ぜて作った合金のことみたい。正直これはステンレス、あれもステンレスと言葉自体は使っていたものの、それがどんなものかはまったく気にしてませんでした。某漫画を読んでいた時にステンレスのつくり方があって、鉄を基にした合金だったの? とそこではじめて知ったわけです。
一番の特徴は、やっぱり錆びないことみたいですね。鉄はなぜ錆びるのか? それは、鉄が錆びたがっているから! とNHKの万年5歳の女の子から教えてもらった記憶がありますが、クロムを混ぜることによって錆びるという欲求が抑えられる模様です。だから水に触れまくっていても、まったくと言っていいほど錆びないんだね。でもお酢とか酸性のものに長い間触れていると、錆びることもあるんだって。欲求は、なくなったわけではないようです。
鉄の包丁がなぜあるのか
ところで、なぜステンレス以外の包丁があるのだろうか。出刃や柳葉みたいに鉄、正確には鋼でできているものがなぜあるのか。
答えは、金属にはそれぞれ特徴があるから。鋼は錆びやすいというデメリットがあるけれど、鋼にしかないメリットも同時にあるわけだ。
一番は、切れ味。魚をさばいて、お刺身作ろうというときには、やっぱり出刃や柳葉をつかいますな。その方が切れるから。
もちろん使い終わった後は研がなければならない。そうしないと切れ味は落ちてしまう。ステンレスよりも柔らかいから。その代わりに研いですぐに切れ味が戻るのも特徴の一つのようですな。
日本刀は鋼でできてますね。切れ味抜群。でも錆びやすいから、手入れするときには口に紙をくわえて、吐息に含まれる水分すら刀身に浴びせないようにしたりする。海の上や沿岸地域だときっとすぐ錆びる。だから昭和の軍刀の中には、ステンレスで作ったものもあったのだそうな。手入れ不要で錆びないし、切れ味が落ちにくいからなんだって。
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